learn or die
人の心にはシンプルな傾向があります。つまり、自分が一番価値を感じているものに、自然と思考や関心が向かうということです。
たとえば、もしあなたが「お金」に一番価値を置いているなら、見習いとして働く場所も「もっとも給料の高いところ」を選ぶでしょう。
しかしそういった場所では、たいてい自分がまだ十分な準備ができていない段階でも、「その高い給料に見合う実力がある」と証明しなければならないという、強いプレッシャーがかかってきます。
あなたの関心は、自分のスキルを高めることではなく、「自分自身の不安をどう抑えるか」「上司や重要な人たちにどう好印象を与えるか」といったことに向いてしまいます。
失敗して学ぶ余裕もありません。なぜなら、失敗は「高い給料に見合っていない」と思われるリスクがあるからです。結果として、あなたは失敗を避けるようになり、慎重で守りの姿勢をとるようになります。
そして、時間が経つにつれ、高い給料があなたの生活の基盤となり、それがあなたの進路や考え方、選択までも縛るようになります。
やがて、若いうちにスキルを磨かなかったツケが回ってきて、そのときの失速は深く、つらいものになるでしょう。
そうではなく、本当に大切なのは「学び」に一番の価値を置くことです。そうすれば、あなたの選ぶ道は自然と正しい方向へと導かれるようになります。
給料がそれほど高くない仕事には、実は「少ないお金でやりくりする力」が身につくという大きな利点があります。これは人生において非常に価値のあるスキルです。
また、もしあなたの修業期間が主に自主的な時間で進められるなら、生活費を無理なくまかなえる場所を選ぶとよいでしょう。たとえば、頭をクリアに保ちながら、自分にとって本当に価値のある仕事に集中できる「時間」と「心の余裕」が残る場所です。
無給の修業期間を軽蔑してはいけません。
学びに価値を置くことで、あなたは成長と創造の流れに乗ることができ、結果としてお金はあとから自然についてくるのです。